蜻蛉日記 歌词
三日来ぬまま ああ月夜が
引き立てる 不在を
過ぎてゆく ねえ貴方は
待つ身の 独りを
中身の無い優しさが 刺す心を知らぬのでしょう
愛して、そうまるで不定形な 夢の跡
貴方のように 期限付き
そうして何も無かったかの如くに
冷えた手が 朝を知らせるのです
この頃は 貴方からの言葉さえ 少なく
通わない月日のせいに 私も目を瞑る
貴方の家の紫陽花は もう色を変えた頃でしょう
概して こんなにも無関係な時の音に
忘れた振りなどして
解けぬ結びだった筈と 嘆くのみ
繰り返すのは 分かっている
どうしてあんなにも幸いだった日々だけ
心に生きてゆけないの
想い出すほど美しきは歪んで 見えなくなってゆく
私である必要など無かったのは
皆 同じなのですか
書き送る手紙も最後にします
上手な歌にならぬままですね