智花のひとりごと“昴さんへ…”歌词
昴さんのお部屋で
昴さんがシャワーを浴び終わるのを待つなんて
緊張しちゃうよ
やっぱり、お風呂場を使う順番は私が後でお願いした方がよかったかな
で、でも、こうしておうちにお招きしてもらっているのに
わがままは言えないよね
そうそうしないよう、おとなしくしていないと
今日も昴さんすごかったな
厳しい練習で
でもいっぱい優しくてくれて
わたしも色んな攻め方を試すことができたし
なんだか幸せ
バスケ部のみんなにはちょっと申し訳ないけど
わたし一人だけ昴さんと毎日いっしょに朝練をしてもらってるのって
やっぱりずるいかな
紗季は実家のお好み焼き屋さんのお手伝いがあったり
愛梨は熱帯家のお世話があったり
日向は家が遠いから
今よりも早起きするのが大変だったり
真帆は自分の練習があったりで来れないから
気にしなくていいって四人とも言ってくれてるけど
うん、わたし部の代表としてお邪魔しているんだよね
だったらみんなの分まで
しっかり昴さんに感謝の気持ちを伝えしないと
えっと、何か役に立てることはないかな
そうだ、お部屋の掃除なら
この本、棚に戻しても大丈夫かな
ペン立てはここ
お、こんなところに昴さんの制服のワイシャツが
きちんとたたねおかないとしわになっちゃう
よいしょ、ああ、大きいな
わたしが着たらワンピースみたいになっちゃいそう
ことハブも全然違う
うらやましいな
わたしも早く大きくなって
今よりもっと激しい練習にもお付き合いできるようになって
たくさん昴さんのお役に立ちたい
へええ
い、いけないお
まずはシャツのボタンを
す、昴さんのワイシャツ
やっぱり、すごく大きい
わたしの太ももまで隠れちゃう
お日様のにおいがする
昴さんのにおいがする
わたしなんてはしたないことを
大変、この姿を昴さんに見つかったら
恥ずかしくて死んじゃう
昴さんがお戻りに
どうしよっ、どうしよっ
そ、そうだ、とりあえずベットの中に隠れるわ
てっ、こんなのすぐに見つかっちゃうに決まってるよ
ああっ、し、しかもわたしいま、昴さんのワイシャツを着て
昴さんがいつも寝ているお布団の中に
変な子にもほどがあるよ
す、昴さん、ごめんなさい