薫る浮世は梦の如し歌词
作詞:君の美術館
作曲:TOMOSUKE
編曲:君の美術館
花誘う夢の一欠片 掴んで振り捨ててまた掴む
あまりある彼方への想い 今宵もまた声が聴こえる
山の端に消える鳥に 想いを重ね
川の辺に集う蛍 眩い影
風は走る 雲を散らす 覚めかけた宵は
闇に溶けた 鴫のように
泣いて啼いて落ちる涙は 面影を映す鮮やかに
知らず知らず読まれぬ文は 今もこの心のまにまに
紫に明る星が 頓に目を奪り
手を伸ばすか弱い腕 届かぬ指
闇が降りる 月は照らす 舞い散る花弁
想い遙か 天の先に
泣いた啼いた彼方の貌 清かに象る胸元に
残る傷をその慰みに 今宵もまた歌をささやく
光り駆ける 闇を散らす 咲き誇る花は
宿る息吹 行方を照らす
泣いて啼いて落ちる涙は 面影を映す鮮やかに
知らず知らす読まれぬ文は 今もこの心の
泣いた啼いた彼方の貌 清かに象る胸元に
残る傷をその慰みに 今宵もまた歌を
泣いて啼いた流るる水に 夢の浮橋は煌いて
曇る瞳に映ったのは 凛とした暁のつぼみ