Un-Demystified Fantasy歌词
作词 : 凋叶棕
作曲 : ZUN
それは始まりを告げる鐘の音色
世界を全て染め上げゆく緋色
守るべき規則ただ一人背負う
幻想を今取り戻すために
けぶる夕暮紅く染まる空
薄暗い森に人為らぬ啼き声を聞く
許されぬ何かがあるのだと
忌まわしいこの勘が告げる
そう、チリチリとアタマを駆け巡る
忌々しい霧の出所はここなのだと
何かが許されないのだと
勘が告ぐ 異変のはじまりを
何かが、変わる。
誰かが今、変えて、しまおうとする。
異変を、起こす、その、暴挙を
けして…許してはおけない!
神秘のヴェールを暴け
霧の向こう側へ
全てを拒む館は
光さえ通さずに
打ち砕く力
退くこともできない哀れな虹の欠片
突き進む
ただ真直ぐ
書斎の静寂を掻き消して
知識だけの七曜など
歯牙にもかけぬ勢いで
刃の波
紅き瞳
立ち塞ぐ従者の向こうに
この異変の形を見る
目指すは紅き館の主
—止まらないその勢いが
ただ一つのことを示し続ける
楽園で唯一つ守らせるべき規則
何物にとらわれることなく
導かれるように上へ、上へと
霧の果て、その根源
異変は今終幕へ…!
神秘のヴェールを暴け
夜の向こう側へ
紅く丸い月の下で
二人は踊るように
見上げれば紅く染まった
月よりも無慈悲な女王がそこに
飛び交うは
星を模した
永遠に幼い悪魔の業
千本の針の山も
全て今、叩き落す
何もかもが幻想ならば
その幻想さえも破壊して
紅い月の照るその下で
二人は夜に溶けてゆく
夜の向こう側へ…
夜の向こう側へ…