絶対的一方通行歌词
作词 : 凋叶棕
作曲 : ZUN
原曲:夜が降りてくる ~ Evening Star
子供の頃に
少し無茶をして
通りがかった道すがら
始まったちいさな冒険を
覚えているかしらね
意気揚々の出だしも
段々と勢いを失い
しまいには迷子になって
立ち尽くしたこの景色を
覚えているかしらね
さぞかし心細かったでしょうね
綻びを見る度に
心の何処かで思い出しなさい
どうしようもない程
世界は理不尽に塗れている事を
見るな 来るな 知るな 渡るな
それ以上こちらに歩みを進めるな
聞くな 寄るな 理解るな 探るな
手に入れる価値のあるものなどどこにある
変わりきってからしか気付けはしないのだ
後戻りなど出来ない事に
夜が覆い隠す
非常識のその裏側を覗き見てはいけない
ありのままの世界を
今貴女が立たされているところの何たるかを察せよ
そうして?大人しく?何も知らずに?ただ夜に怯えていなさい…
どうしようもない程
世界は幻想に塗れているのだと
当たり前の世界が崩れ去る
忘れられた世界が顕現れる
その全てを何よりも
美しいと思ってしまったから
…囚われたのだ
見るな 来るな 知るな 渡るな
あまりにも絶対的な“とおりゃんせ”に背を向けよ
聞くな 寄るな 理解るな 探るな
行きはよくても帰りはもう幻想入り(こちらがわ)
どうか赦して欲しいと
置き去りにした貴女の姿に今乞うけれども
非可逆世紀への一方通行
通れば取り返しはつかない
…私の様に
戻ろうとすることさえ
出来ないのだと気付いた時には
全てが遅すぎた
もはや なにもかも なにもかも ああ