永啼鳥歌词
永啼鳥が、啼いている。夜を背負って、哭いている
流す涙が、海となり。いつか月を照らし出す
ぽつり、また、ぽつりと、孤独な足音
伝わらぬ歴史の間隙に追い遺られ
私を知るものなど、何処にもいない
やがて人は、うつろい、その座ばかりが。
変わらずにいたとて、それは永遠と呼ぶか
死ぬことさえ出来ない、私を置いて
胸の内に、尚
留まり続けている思いは
「憎しみ」以外の名を以って
呼ぶことはないと。/
-刻んだ。確かに深く。その傷痕に、滴る命。
紅く、おぞましくも。
それでも、何より、禍々しい。
永遠の意味を問いながら。歪な偽物に手を染めて。
今も、憎きかぐや姫!「永遠」に忘れはしない。
永啼鳥が、泣いている。明けるに夜はまだ永く。
そっと、ただ、そっと。穢れないように。
その存在、宛ら、飾られた人形。
私を充たすものなど、何処にもいない。
命の価値を求めて、探したとしても。
それはずっと死の、先。永遠に届かぬ場所。
叶わぬなら、幾千もの夜は越えまい。
響く鬨の声。願望と許容とを綯い交ぜに
命ずるべくは「永遠に、この身、殺め続けよ」と。
-刻んだ。何より深く。その傷痕に、燻る魂。
この身に受けた咎。その身同じくして、生きるがいい。
さぁ、おいで。と笑いかけよう。あの時のように真っ直ぐに。
鳥よ、穢れた紅子よ!
「永遠」に遊びましょうね。
-ああ、よくぞこの手に、帰ってきた。わが鳥よ!(永啼鳥が、啼いている。 死も生けよと、叫いている。)
-ああ、よくもわが前に、あらわれた。憎きかぐや姫!(永啼鳥が、哭いている。背負う夜のみが、尚、深く。 )
-刻んだ。誰より深く。
その咎深き、永遠の意味。
そんなに知りたいなら、
命の限りに殺してやる!
お前がただただ愛しくて。
愛したいほど愛しくて。
だけど、なぜか、愛しくて…私はまた、途方に、暮れる。
永遠を探して。
永遠に虜れた。
いつか、この夜の先に「永遠」があると願いながら。
永啼鳥が、啼いていた。
夜を背負って、哭いていた。
夜が明けた暁には。/
「永遠」を見つけられれば…