ハロー、マイフレンド。歌词
作词 : 凋叶棕
作曲 : ZUN
「…ハロー、マイフレンド。」
昨日もまた夢で逢ったねと
起きぬけに 何もない壁に向け
独りでそっと微笑いながら
ただぼんやりと
今日という日をずっと生きている
明日もその明日も
きっと変わらない日々の繰り返しで
どこか遠くへ いきたいって
知らない所へ いきたいって
そうも願うけど
そんなところはないんだって
心のどこかでわかっていて
だからきっと夢を見たんだ
いつか夢で見たあなたの姿は
ただの夢では終わらない
それ以上の何かのようにとさえ思ってるんだ
たとえあなたが都合のいい妄想でも
夢で逢えるその間はトモダチと呼びたい
そうして今日も、日が落ちる。
―――私は、“夢”に遊ぶ。
色とりどりの
星の風は
見知らぬ地平 を 照らして
そこに ひとり
佇む あなたの姿
孤高に踊る 楽園を独り 自由なままに!
そして更に広がっていく夢の世界
「…ハロー、マイフレンド。」
あなたのこと何も知らないけど
少しだけ 私なりにあなたのこと
考えてみたんだ
その全てがいつしか否定されてしまっても
この心にあなたがいて
生きていられるならそれでもいいのかも
言葉に出来るものじゃなくて
曖昧な形のままで,
そんな思いを
「幻想」というカタチにして
胸の奥にしまいこんで
そっと抱きしめていたいんだ
どうか夢で見たその姿のまま
永遠に解けない誤解のまま
あなたのことを想っていてもきっとかまわないんだ
たとえあなたが瑣末な虚構でも
夢で逢えるその間はトモダチと呼びたい
全部全部夢でいいんだ
曖昧な夢のままでいいんだ
「私の世界」はここにあるから
足を踏み外せはしないんだ
夢でいきられはしないんだ
「私の明日」はここにしかないから
全部全部変わらないんだ
傍にいたっていなくたって
「私の世界」はここにあるから
けして理解れはしないんだ
共にいきられはしないんだ
「私の世界」はここにしかないから
だから夢で逢いたいと思うよ
“現実”を生きていきながら
あなたのことを胸のどこかでそっと想っていたいんだ
たとえあなたが儚い空想だとしても
夢で逢えるその間はトモダチと呼びたい
…私の、大切な、トモダチと呼びたい。
そうして今日も、日が昇る。
――――私は、生きていく。