空に近い場所歌词

作词 : 凋叶棕
作曲 : ZUN

「ねぇ ごめんね。
こんなことになって」と
その両目を潤ませ
あなたの手がそっと
その震えを伝えて
触れ合う手で
何かが伝わるの
何もかも押し付けて
それでもなおきっと
伝えきれないことを
もう
いいとも いやとさえも
言えずにただ押し黙っては
感じる熱量だけ
もっともっともっともっと……高く。
飛べない
私達には 空を 知る手立て無く
それでも
あなたはこうして 私を求め続け
こうしていれば
まるで空を飛べるかというように――。
擦れあうのは
互いの何処なのだろう
その口から零れる
小さな泡沫が
意識の飛沫となって
返す視線が
あなたをどうさせるだろう
全て無駄だと知っても
せめてほんのわずか
甘く棘を挿すように
結局は
意味などなく
永遠に至ることもない
内なる幻想だけ
もっともっともっともっと……深く。
夜の何処かを 独り独り(二人)彷徨うばかり
わたしはどうして この身掻き抱かれて
夢と現の 境目にいながらにして戸惑う――。
内なる願望(望み)
求めるものもわからずに
でも願うなら
次に会うときには
いつも通りに
「貴女」とでは どこにも 辿りつけない
優しく
そっと視線だけ あなたを拒むように
心のどこか あなたを受け容れるのは
飛びたい
そう思うこと きっと似ているのだろう
きっと少しだけ 空に近くへ――。