嘔吐、又。歌词
作词 : 凋叶棕
作曲 : ZUN
意思のない身体を引き摺って
そのたびに、又。何かが崩れ落ちる
与えられたその命令が尽きれば
そのなびに、又。ただの塵芥へと帰す
それに意味など宿らない
己を誰と知ることさえ
けして止まぬ渇きを遺して
微かな執着
それが故にその身体を突き動かすのか
そうして、又。
なにも生み出さぬはずの器官
それが筈が 己の何かを繋ぎとめて
不明確な命令の途切れる度、又。
その幾度となく
――立ち尽くす。立ち尽くす。立ち尽くす。立ち尽くす。
き……はれては…
か…ぜしん…りゅうの……
はれて…くし…
け…ず…けずぐる
なが…れいづる…
かただに… みえぬ…
おきひ…むときや
そこはしられむ…
バラバラの信号の寄せ集め
そのすべて、又。何をも企図さえできずに
それが如何して何かを求めるよう
そのすべて、又。ある種の指向性
無秩序に重ねる言葉
けして戻りはしない記憶
最後のその一息までとて
それは永遠に
喪われた何かを取り戻そうとして
そうして、又。
けして埋まらない欠落を
埋めんが為 それに適うべき手段なら
不明瞭な兆候の感じる度、又。
その幾度となく
――喰らい尽くす。喰らい尽くす。喰らい尽くす。喰らい尽くす。
おまえはだれわたしわたしはだれわたしわたしはかえわたしを…わたしを…
そうして、又。
意志なき哀れ自動死体
繰り返すは 己に耐え切れぬ暴食を
不完全な体流の過ぎたる度、又。
その幾度となく
嘔吐き戻す。嘔吐き戻す。嘔吐き戻す。嘔吐き戻す。