アリスのわすれもの歌词

作词 : 凋叶棕
作曲 : ZUN

なにもこわがらないで
なにかをさがして
それがただしいことと
だれもがしっている

なにかをしろうとして
なにかをくずして
それがただしいことと
だれもしらない...

わたしをこわがらないでね
別に悪いことをしてはいないのに。
たとえば魚達の――血に群がるのはどうして？

興味の全てを。
思いのまま望むままに満たして。
だってあの猫だって――獲物で遊ぶじゃない？

日が昇り――日が沈むのは。
何かが育ち――朽ちるのは。
誰の仕掛けた謎かけよ？

ねぇあなた
こんなに広い空の下
何もかもすべて知らずに

遊び場を
聖なるままの保護の手に
置いていていいはずないでしょう？！

そうあなただって！
わたしとおなじて。
このすべてを知りたいの。

だからあなたも！
わたしといっしょに。
さあ、見つけ出してやりましょうね。

おもちゃ箱をひっくり返して。
そのすみずみまで、どこまでも。
鳥籠の鳥の羽を毟るよに
――遺されるものなにもかも、捕まえて。

はじまりのイロ　おしまいのイロ
己の意思持つ人形
はじまりのクロ　おしまいのシロ
“己の意思”持つ人形

――かくして　七色の魔法

何かが動き――止まるまで。
時が始まり――終わるまで。
一つの秩序を解き明かす！

ねぇあなた
あなたもきっとその心
高鳴って踊ってるでしょう？

『幻想郷』は
わたしの遊び場なのだから
何だって許されるでしょう！？

さあ踊りましょう！
この糸にそって。
ああ憧れの姿を。

さああなたこそ！
その糸を繰って。
そう、何度でも続けましょうね。

『アリス』という幻想は。
鏡を覗けばいるからね。
その全て、或いは忘れたってね
――新たな『わたし』を知りたいの、どこまでも！

ゆめがまぼろし
不思議のアリスは
鏡の国と彼方の国で
鏡合わせの魔法のアリスと
小さくそっと微笑み交わす

ゆめかまぼろし
魔法のアリスは
鏡の国と彼方の国で
鏡合わせの不思議のアリスと
今日もきっと“遊び”続けている