無神論者のアルケミー 〜科学者と幽霊〜歌词
作词 : ひとしずくP×やま△
作曲 : ひとしずくP×やま△
禁忌で満たされた
楽園の贄は慈悲を乞い
無神論者の科学者(かみ)と
今宵も踊り狂う
天高く聳え立つ
未完の塔は
天才科学者の楽園(けんきゅうじょ)
不老不死の研究所(らくえん)の門(ゲート)には
数多の「贄」が貢がれていく
凍り付いて
とうに手放された時よ
再び
脈打ちたまえ
禁忌で満たされた
楽園の贄は慈悲を乞い
無神論者の科学者(かみ)と
今宵も踊り狂う
噛み合わぬ歯車を
くるりくるり
重なり合わせ
「永遠」の解を求め
救いのメスを振るう
研究(きゅうさい)の完成が
近づいている
だが、束の間の油断は禁物
天才の神(わたし)でさえも、たった一つ
「時(けってん)」は持っているのだから
凍り付いて
とうに手放された温度よ
再び
燃えだしたまえ
狂気で満たされた
楽園の贄は慈悲を乞い
無神論者の科学者(かみ)と
今宵も歌い狂う
噛み合わぬ歯車を
かちりかちり
繕い合わせ
「蘇生」の解を求め
裁きのメスを振るう
研究(きゅうさい)の はじまりの扉
彼女の 凍てついた骸は
身体(うつわ)も 記憶(データ)も繕い
「最後のパーツ」を残すのみ
禁忌に侵された
楽園の贄を歯車に
無神論者の神は
彼女を繕い続け……
代替の歯車は
どれもこれも
また、噛み合わぬ
だが、最後の歯車(これ)だけは
ぴったり はまるだろう
最愛の贄となる楽園の神は
自らのパーツ(ブレイン)を歯車に
その愛を取り戻す
揺れる彼女の幻影(かげ)が
やっと、やっと、微笑んでいる
ついに孤高の神は
救済を手に入れた