The 9th歌词
一つ深呼吸をして
ぎりぎりのバランスを掴んで
その揺れに身を任せ
今日も同じ時間を繰り返す
与えられたのは無意味な名前
何も知らない僕らの我侭だったんだ
また時間は進み 輪を描きだす
また同じ場所へ向かうだけなんだろう
無重力の闇の端へ投げ出された
ただそれだけのことだと
誰も気付かないままで
いま ほんの少し反射した
ちっぽけな姿を捉えた
そこは誰の声も
響くことのない世界なんだろう
望んだものなんて何にも無かった
ただ一つだけ 存在理由以外は
また時間は進み 輪を描きだす
また同じ場所へ向かうだけなんだろう
無重力の闇の端へ投げ出された
ただそれだけのことだと
誰も気付かないままで
消えそうなほど小さなその身体で
どこまで向かうのだろうか
不安定なその軌道に
この光が届くのは永遠だろうか
いつか昨日を今日と
いつか今日を明日と
呼ぶ日が来るのなら
螺旋の始まりを確かめに行こう
生まれた理由を確かめに行こう
さあ 響く音も 放つ光も
何も無かった頃へ
繰り返すだけのこの現実ごと
偽れるように
抜け出せるように
いま
時間は
止まって
ほら
始まりの
メロディーが
聞こえる