卒業アルバム歌词
あ、俺、体調はどう。
そうっか、ならいいけど、ここ数日落ち着いてるな。
うん、先月まではかなり辛そうだったから、良かったよ。
っと、 本題を忘れるところだった、
お前さ、高校の時の卒業アルバムって持ってる?
実家?ああよかった、じゃ返ったら見れるなあ、
それがさあ、卒業アルバムの製作担当になったんだ、
しかも教頭に今までと違ったものを期待するって言われてってさあ、
今までのも見せてもらったんだけと、
確か卒業アルバムっていうより
単なる写真が載せられた名簿みたいな感じなんだよな。
うちの学校歴史が長いだけに、そういうところおかたいんだよ。
でも良かった、返ったら見せて、あのアルバムってさ、
お前と一緒にアルバム製作委員やったやつだよな。
ふん、覚えてるよ、懐かしい、
俺のアルバムは母さんが持ってるんだ、
家出った時においでったら、なぜか母親のものにされた、
「雅人の思い出はわたしの思い出でもあるから」って、
あいつ意味がわかんねー
あっ、そうだ、夕飯何が食べたい?
帰りにスーパーに寄って帰るよ。
鍋か、了解、じゃあなあ。
高校三年の冬、卒業を控えた俺と君は卒業アルバムの製作担当になりました、
受験前でだれもが面倒くさいと嫌がっただけで、
君がただ一人手を挙げて、立候補したので、
仕方なく、俺もやることにしたの覚えています。
委員長、お疲れ!
うわ!この部屋寒くねーか?ああ、暖房切れてる、つける?いいの?
まあ、委員長がいいなら、俺もいいけど。
さって、卒業アルバムか、どうするかなあ。
クラスページが6ページあるんだよな、
写真を集めて貼るだけでもいいけと、それだけだと、普通すぎるかなあ、
せっかくだから思い出に残るようなページがいいよなあ。
うちのクラスページを開いたら、その頃の記憶を呼び戻されるような。
うん、いますぐには浮かばないか。
よし、これは宿題にしよう。俺と委員長の宿題、俺たちで考えてみて、
何も浮かばなかったらクラスのやつらにも聞いてみよう。
うん、でもあいつら受験受験って余裕なくしてるからなあ。
できれば、俺たちである程度決められるほうがいいと思う。
俺?俺も一応受験生だけと、直前でジタバタしてもしょうがないだろう。
それに、お前だって、あっ、そうか。委員長推薦で看護大決まったんだっけ。
うん、や、もしかすると、お前さ、自分は受験終わってるから引き受けたのか。
それは委員長がやるって言わなかったら、くじ引きになってたかもしれないけど、
うん、お人好しだなあ。
まあ、俺はお前のそういうとこいいと思うけど。
俺?俺は、なんで引き受けたんだろうな、
こういう細かい作業はあんまり得意じゃねーけど。
でもさ、学級委員をやってって思うけと、誰かの役に立てるんっていいよなあ。
だから俺は委員会活動ってけっこう好きなんだ。
内申点稼ぎだって悪くいう奴もいるけど、
大学進学に内申点なんてほとんど関係ないし、
単なる点数稼ぎなら、勉強してテストの点数を取る方が進学には役に立つ。
委員会活動って自分のためにやることじゃないんだ。だからいい。
俺もお人好しか。あ、そうかもしれないなあ。
いいじゃん、お人好し同士頑張っていいアルバムにしよう。
とりあえず、今日は帰るか。一緒に帰ろう。
君も知ってのとおり、俺は昔から自分の感情を分析するのが苦手でした。
だから、あの時、どして卒業アルバム製作委員になろうと思ったのか、
うまく言葉にすることができませんでした。でも今なら、それがわかります。
君がいたからです。
高校生活が終わろうとしているあの時、俺は、少しでも、君の近くにいたかったです。
ただいま。すっかり忘れてたんだけど、
今日は冷凍食品とトイレットペーパーの日だったんだ。
あって困る物じゃないから、買ってきたんだけど、流石に買いすぎだなあ。
とりあえず先に着替えてくる、冷凍食品だって冷凍庫に入れといて。
あ~やっぱスーツ脱ぐと楽だなあ。ん?どうした。
あっ、その本、見られちゃったか、
はいはい、見てのとおり、良いパパになるための本です。
俺はお前と違って勉強しないと覚えられないタイプなんだよ。
ああ、わかった、お前も良いママになる為の本読んでいいから、
俺の本返せ。カバンの奥にしまっておこう。
ママは意外と根に持つんでちょう
はいはい、すみません。冗談です。
あ、ご飯が食べだなあ、鍋の材料は揃ってるから、すぐに飯にしろう。