オブラートオブラブ歌词
これまで良い事ばっかりではなかったけど
お祝いムードの中 水を差すのも
アレ アレ アレ アレ アレだからアレしよう
だって直球そのまんまだったら軋轢るし(もめるし)
詩的、比喩表現でちょろまかしとけば
曖昧な意味深のおかげで大団円
私みたいな厄介さんが
夜な夜な浮かぶ黒い感情を
吐き出さずに我慢もせずに
ちょい有耶無耶にできる便利な匿穴(ぬけあな)
アレやアレで覆ってしまえば アレやアレで言ってしまえば
アレがアレる事もない 平穏なままさ
歯の浮くような甘言も 歯に衣着せぬ暴言も
アレがアレばなんとかなるだろう 便利
被害妄想がブラックホールのようです
星の数の好意飲み込んでも
晴れん 晴れん 晴れん 晴れん 晴れん
「どうせ」と思っちゃう
鼻に付いたおべっかも本当の賞賛も
宇宙くらいでっかく受け止められば
嫌いなベタベタなことも言えるのに
私みたいな厄介さんには
苦い好意はまだ飲み込めない
素直に飲み込むためには
素直ではない言葉でくるんで
みんな
アレやアレで覆ってしまえば アレやアレで言ってしまえば
アレがアレる事もない 照らずに済むさ
歯の浮くような甘言も 歯に衣着せぬ暴言も
アレがアレばなんとかなるだろう
愛も
憎悪も
照れ臭さも
残酷さも
くるめ
すべて
(オブラートオブラートオブラート……)
やがて溶ける
中身が溶ける
主張が溶ける
自我も溶ける
何もくるんでなくても
膜だけが漂い続ける
ぎゅるるる……
それも
アレやアレで覆ってしまえば アレやアレで言ってしまえば
アレがアレる事もない この世は膜だ
歯の浮くような甘言も 歯に衣着せぬ暴言も
アレがアレばなんとかなるだろう
中身も
膜も
良いも
悪いも
くるんだ
これが私のすべて