オーディオドラマ めいとマシュマロ①「めいとマシュマロ」歌词
俺の名前はマシュマロ。白い雄猫にゃ。
芽衣の家に飼われて八年になる。
八年前に、段ボールに入れられて、公園に捨てれらていた俺を。芽衣が拾てきてくれたらし——
「よかったね、お父さん、お母さんを飼っていいて。」
この日から俺は、橘家に厄介になっているんにゃ。
「白くてふわふわだから、マシュマロ!今日からお前の名前はマシュマロだよ!」
いい名前にゃ。しかし、いまだに俺はマシュマロが何なのか一度も見ったことがないにゃ。
「マシュマロ、ほら!ごはんだよ。あたしたち、ずっと一緒だからね!」
芽衣はとても優しい子にゃ。ご主人として文句なしにゃ。
「マシュマロ、置いて?」
しかし。
「よしよし、パックしてあげる~ 」
俺の頭の後ろの匂いを嗅ぐのは、止めて欲しいんにゃ。
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