风の投影歌词
この目(め)に見(み)えるものは世界(せかい)の片隅(かたすみ
全(すべ)て眺(なが)めることは叶(かな)わないのだろう
限(かぎ)りある事実(じじつ)残(のこ)すのであれば
一際(ひときわ)輝(かがや)くもの追(お)いかけるだろう
風(かぜ)を翻(ひるがえ)す速(はや)さで〈躍(おど)る
過去(かこ)を置(お)き去(さ)りにしながら〈忘(わす)れて
今(いま)は追(お)いかけ続(つづ)けてく〈ずっと
空(そら)に紫(むらさき)の弧(こ)を描(か)き
切(き)り抜(ぬ)く数(かぞ)え切(き)れぬ
時(とき)が描(えが)く刹那(せつな)の真実(しんじつ)を
再(ふたた)びは見(み)えない現在(いま)から
まだ追(お)いつけない
速(はや)さへと翼(つばさ)を羽(は)ばたかせて
その先(さき)に差(さ)し込(こ)む光(ひかり)を見(み)つめながら
眼(め)には見(み)えないものを想(おも)い続(つづ)けても
消(け)して現在(いま)は掴(つか)めず色褪(いろあ)せ続(つづ)けて
存在(そんざい)を求(もと)め空(そら)を翔(か)け巡(めぐ)る
静止(せいし)することのない景色(けしき)の中(なか)で
そして辿(たど)り着(つ)く場所(ばしょ)には〈きっと
誰(だれ)も知(し)らないものがある〈何(なに)かが
黒(くろ)い翼(つばさ)に願(ねが)い懸(か)け〈想(おも)う
蒼(あお)い大空(おおぞら)を翔(か)け抜(ぬ)け
感(かん)じる遥(はる)か彼方(かなた
交錯(こうさく)する想(おも)いを写(うつ)すため
飛(と)び立(た)てばつき刺(さ)す 光(ひかり)が
今(いま)目指(めざ)すものが
輪郭(りんかく)を確(たし)かにする瞬間(とき)なら
鮮(あ)やかに姿(すがた)を心(こころ)に刻(きざ)み付(つ)けて
空(そら)へと近付(ちかづ)いてく
高(たか)みから見渡(みわた)せばふと覗(のぞ)く
時(とき)の中(なか)消(き)えゆく真実(しんじつ
また追(お)いかけてく
振(ふ)り切(き)れたスピードの向(む)こう側(かわ
その先(さき)に揺(ゆ)らめく実像(じつぞう)を焼(や)き付(つ)けて