月光悲谭歌词
原曲: 狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon
穢れなき穏やかな日々に
ただ意識はほだされ続けてく
今もたらされる災禍に怯え
与えられた力も忘れ去り震える
恐れが心を揺さぶって
何も信じられず
自分のあるべき居場所さえ
わからなくて
逃げ出した空の果て
悔やむ想い捨てて
どこへ身を隠しても
憂いは消えずに
見つめれば白い月
この姿照らして
「見逃すことはない」と
語りかける様に
幾度となく想いは揺れて
自分の弱さに溜息を吐く
まだ省みぬ愚かさがあれば
悩みなど持たず過ごせたはずと嘆いて
一度捨てた悔いが
心を諦め付けているから
日が沈めば独り
目を閉じ夜明けを待つ
帰れないあの場所が
闇の中へ消えて
「もう二度と見えない」と
誰かが囁く
振り向けば忘れ得ぬ
臆病な自分が
瞳に月を映し
今を責め立てる
終わらない夜の中
何を追い求める
結末は誰のため
訪れるのだろう
見上げれば嘘の月
作られた光を
赤い瞳が映す
全てを狂わせ