ミスト歌词
作词 : 上北 健
作曲 : 上北 健
飛べない羽根なら毟り取った方がましと
汚れた街路樹が不意に囁き合った
午前六時の冷える歩道橋の上、続く道。行方知らず
濡れた土の匂い。外れた天気予報。
未来を図るのは、とても難しいことのようだ。
それなら、誰の行く末も他人が定めるものではないよな。
気付いて欲しい。世界は、君あっての世界だ。
いつか辿った道が、少し色褪せて見えた。
絶えず進む時間に挫けそうにもなるが、
あの日描いた景色は、まだ消えてなどいないはずだ。
共に行こう。手を引くよ。
誰かが、未来の僕らを探してる。
それは傷だらけの道の上。
君が踏み出した一歩、終わる先が、笑顔に繋げるための今だ。
その始まり。
手を伸ばす、淡い、淡い、あの光。
それは酷く未熟で、歪な欠片。
その誰もが胸に抱く大事な、人として生まれた故の願い。
どうか君にも。
誰かが、未来の僕らを探してる。
それは傷だらけの道の上。
君が歩み、耐え抜いた最期に、
手をとり高い空を仰ごう。そう、一緒に。
誰かが、未来の僕らを探してる。