泣いていたから歌词
作词 : 上北 健
作曲 : 上北 健
今までの声は、君の嘘だと知っていた。
嫌われぬように。消されないように。
今までの声は、君の助けだと知っていた。
離れないように。信じられるように。
それでも君はまるで幸せみたいに、手を振って背を向けた。
最期に目に映った君の横顔が歪んで見えたのは、
胸に秘めた想いなど知らない。僕は君の何だっていうの。
たった独り残された世界で、要らないのは僕だけなの。
会いたいよ。
手紙を書こうか。僕の忘れたくないこと。
恥ずかしい過去を、誇れない今日を。
文字になった僕のずっと嫌っている人生は、
望まれているかな。愛されているかな。
答えをくれる人すらここには居なくて、自分を見るのは辛いから、
眼を閉じてみるんだよ。その世界に君がいたなら。
重ねてきた想いを知らせたい。僕に意味を与えるために。
きっと叶わない願いだと解っている。どんなに強く叫んでも聞こえない。
理由づけ 得意分野 人の狡いとこだけ盗んだ
不公平な出来レース 表彰 他人を蹴落として笑った
なんて素敵な世界だ 負けっぱなしも厭わないさ
戻れない 変わらない
胸に秘めた想いなど知らない。君が僕を要らないと言っても。
そうだ、嘘つきで助けを呼んだのは、弱いままの僕の方だよ。
会いたいよ、今だけ。