うたかた、夏の終わりに隠した歌词
夕暮れに染まる 街でぼつり
どうしても夏は終わるんだね
あの時言えずに見送ったバスは
今日もまた変わらず
遠くに消えた
戻れない夜
意気地なしの笑顔
いつもと同じまたねが
言えなくて
ねえ キミに恋をしてた
十九歳の蝉時雨 瞬く間に
星空へ消えていった
そう振り返らないように
想い出にできるようにと
握った手の
温もりをしまい込んで
きっと来年もこう言うんだ
愚図ついた日々にこじつけてる
言い訳も何処か上の空で
来年やろうと約束してた
線香花火はまだ机の奥に
夜も煌めく ネオン街は彼方
うたかた 一人追いかける
影法師
ねえ 二人恋をしてた
十九歳の蝉時雨
目を閉じれば
今もまだ笑っていて
もう分かりきっているのに
色褪せてく記憶の中
帚星を見上げまた繰り返すんだ
今日もキミのこと好きだから
もしも叶うなら
ずっと一緒だなんて
眩しいこと言えないけど
一つだけ
ねえ あの日二人きりで
窓越しに交わした言葉
覚えてるよ
「また一緒に花火しよう」
ねえ キミに恋をしてた
十九歳の夏の日は 今じゃとても
大切な思い出だから
もう届かないけれど
素敵な恋でした