鈍色空に花吹雪歌词
名も無き丘
吹き抜ける風に遊ばれ
眠る彼の人の
墓標の花を散らした
寒空の下望む街は
白く雪に覆われ
貴方の愛したあの花は
蕾すら無く
桜 桜 想い出の空に
高く 高く 舞い踊る華よ
今は蕾も無い 枯れ木でも
いつかまた
その花を咲かすまでは
桜 桜 貴方の名前を
強く 強く 叫び続けたい
二人出逢った
あの街が見えるこの丘で
貴方が 色づくまで
名もなき丘
吹き抜ける風に遊ばれ
孤独に立つ
桜木の枝を揺らした
流る時に
騒ぐ木の葉風纏い
急ぐ街に
冬の訪れを知らせた
鈍色空に白く揺れる
貴方に良く似た花
手にした瞬間の儚さに
涙流した
出逢い別れ
繰り返す世の理が
貴方の存在することの
意味となる
桜 桜 鈍色の空に
散るは偽りの 花吹雪
廻り 廻る 時の先に
貴方がいるなら
この痛みも 耐えよう
桜 桜 想い出の空に
高く 高く 舞い踊る華よ
この命 尽きる時には
貴方の名の花咲く
樹の下 眠らん
桜 桜 鈍色の空へ
桜 桜 散るは 偽りの花吹雪よ