「桜河」~鈴懸~歌词
遠く霞んでる
あの水面の蒼穹を
ふたり見つめたただ静かに
季節移ろえど
なお変わらぬ罪に
入江の影法師濡れてる
巡り合いすれ違う波は吐息
頒ちあえぬ愛ならば
さざめいて泣いた
生きている意味ならば
此処に或れど
赦されぬ運命契れずに今
願わくば孤独
どうすれば戻るのか?
残酷を呑み込めずに
それでも過ぎてゆく
桜河君とあゝ
誰しもが抱えてる
幾つもの黄昏なら
流そうこの河へ
湛えてる生命揺れて
どんな響きなら
あの奥まで届く
痛み知ろうと耳澄ませば
ひとつ重ねれば
なお滲んだ心
風には載せられぬ秘密を
与えられ受け入れて
ありの侭に
剣と剣がぶつかれど
なぞれない傷痕を
渡りゆく鳥達は知らぬ顔で
過ぎ去るよ
それでも打ち交わす
誰かの為に孤独
震えてる時の中
譲れない言葉がある
儚く散り逝けど
桜河君とあゝ
誰しもが囚われて
没んでく哀しみなら
流そうこの河へ
湛えてる生命揺れて
あゝ溢れそうな愛の(淵には)
凛と佇んだ(あの微笑みを)
護りたい(今だけは)
何があっても
いつか告げるこの想いなら
どうすれば戻るのか?
残酷を呑み込めずに
それでも過ぎてゆく
桜河君とふたり
震えてる時の中
譲れない言葉がある
儚く散り逝けど
桜河君とあゝ
誰しもが抱えてる
幾つもの黄昏なら
流そうこの河へ
湛えてる生命揺れて
輝いてる桜(美しすぎて)
ただ流れてゆく(あの先へと)
ふたり目を閉じ一片の想いを
終わり