Gretel歌词
消えかけた鼓動から
零れ出す声を閉じ込めて
暗い森 静寂の
音を切り裂いてGretel
泣きそうな顔は見られたくなくて
カーテンに隠れ息をした
ビルの隙間縫って滑る風に
撫でられた世界が軋んでいく
愛は欲しくないし
くちづけもいらない
温い優しさを突き放して
夜に覗いた月 晒す僕の罪
誰の手にだって渡さない
残酷に動き出す
時間の中で許されたい
籠の奥 課せられた
鎖を解いてGretel
雑踏の中で俯く横顔
夕に染まる空に錆びていく
傷つくのはイヤじゃない
淡い痣 苦い傷も
繰り返せば強くなれるの
(口減らしされた情動
手放しかけていた構想
飢えた孤独
骨を差し出してやり過ごす
肝心な答えは
はぐらかしてしまえば
見えなくなってそのまま
ただ流されて触れぬまま)
涙ごと守られる
哀れな少女じゃいられない
見え隠れオボロヅキ
知らない顔映し出す
魔女に怯える限り
何も得られないよ
お菓子より武器を
虚勢じゃなく強さを
消えかけた心から
零れだす声を閉じ込めて
独りでに生きてゆく
誰にも僕を渡さない
迷いより撃ち抜いて
綺麗なジュエルならいらない
その檻を蹴破って
戦うためにGretel