[00:00.000] 作曲 : 秋田ひろむ [00:17.251] 彼は外を知らずに 生きてきたから [00:20.653] こっから逃れたいなんて思わない [00:23.765] 小さな窓に縁どられた空に やるせなさ透かして [00:29.236] 不真面目 主体性なく暗い目 [00:33.441] 願いや目標なんてない 息が続いてる訳が分からない [00:38.707] [00:39.200] 彼は外を知らずに 生きてきたから [00:42.375] 世界の広さに想像は至らない 閉じ込められてると気付く為には [00:49.064] 知らなきゃ果てしなさ 赤裸々な生き様の陰日向 [00:55.300] だけどここにいる限りは ついて回る侘しさ [00:59.467] [01:00.144] あのとき一人になって 闇に浸って 抱くもやもや [01:05.536] それらが孤独じゃないって 不幸じゃないって 教えてくれた [01:10.880] あなたはどこにいたって 響き渡って 伝わる声 [01:16.328] 尋ねたあなたは誰 問うた名前 知る由もなく [01:21.975] アラウラレ アラウラレ [01:33.562] [01:44.515] 彼は外を知らずに 生きてきたから [01:47.936] 疎まれるのが当然と思っていたんだ [01:52.331] 痛くても口には出さずに 叫び声 耐え忍んで SOSすら面倒で [02:00.783] ささくれ立った表向き その実、悲観でできた骨組み [02:05.942] [02:06.394] 彼は外を知らずに 生きてきたから [02:09.477] 価値図るのが物質だけと信じて 無いものねだりで欲しがって [02:16.338] 自分は伽藍洞で入る棺桶 親にはできない顔向け [02:22.553] 卑下したところできりがない 自己嫌悪は意地汚い [02:27.191] [02:27.342] あのとき止めときなって 引き止めたっけ 誰もが皆 [02:32.782] それらを怒っていいって 嫌っていいって 教えてくれた [02:38.108] あなたはたった一人 頑張りなって 背中を押した [02:43.700] 去りゆく背中に雨 ふいに別れ 名乗りもせずに [02:49.137] アラウラレ アラウラレ [03:01.278] [03:12.342] 彼は外を知らずに 生きてきたから [03:17.741] 自由であることの怖さを知らなかった [03:23.011] 果てのない水平線に立ちすくみ 震える膝を押さえて [03:33.013] [03:34.245] 彼は外を知らずに 生きてきたから [03:39.629] 世界を知ったとき 初めて思った [03:44.354] ようやく帆を張る 元から無いぜコンパス [03:49.830] ほどなく教わる あんたの名前は「音楽」 [03:55.661] [03:57.386] あのとき理解者なんて 不要だなんて 思ってたけど [04:02.777] それらが根拠になって 由来になって 意味を与えた [04:08.243] どれだけ間違ったって 嫌われたって 自分でいいと [04:13.744] 認めてくれたあなた 今でもまだ腐れ縁の連れ [04:19.182] アラウラレ アラウラレ