[00:00.00] 作词 : Tatsuya Kitani [00:01.00] 作曲 : Tatsuya Kitani [00:21.29]向こう岸のことやら、くだんないことばかり恐れて [00:25.52]ありもしない正しさの奴隷さ [00:30.72]チャチな走光性 夏の夜の火に身を焦がして(=自分から進んで災いの中に飛び込んで) [00:35.56]音も立てずに散って逝く、あの羽虫のように終わりたいんだ [00:41.87]追えば追うほどに逃げてしまう [00:46.24]あの太陽へと近づいて、羽根の溶ける音を聴く(=イカロスのように) [00:51.99]丸々と肥えた自意識で臆病な僕らが身を隠したって無駄 [00:59.54]彼は天井から見ている [01:01.62]すぐに見つかってゲームは終いさ [01:05.19]逃げ切れなくなって僕ら [01:09.30]騙されていく 騙されていく [01:14.26]見せかけの太陽に皆 [01:19.16]喰われちまって 壊れちまって [01:22.85]正しさはもうどこにもないんだ [01:34.85]どうして天の賜った言葉の導くままに歩めないのか? [01:43.76]為す術なく塔(=バベルの塔)は落ちる、んで馬鹿はいつも悲劇を招く [01:48.81]分断され惑うばかり [01:50.93]孤独な僕らの怯えた眼、白く濁ってたんだ [01:55.87]燃えるピアノ、破られた絵画 [02:00.91]四肢を失くした踊り子が喘いでいる(=アートの世界までもが侵食されている様) [02:06.97]些細な悪意が群がって、蓮(=花言葉 離れゆく愛)のように醜く爛れた国で [02:17.60]息を潜めて [02:23.28]逃げ切れなくなって僕ら [02:29.63]騙されていく 騙されていく [02:35.27]見せかけの太陽に皆 [02:39.66]喰われちまって 壊れちまって [02:42.99]正しさはもうどこにもなくて [02:45.78]上手く隠れたはずなのに [02:50.11]足音がすぐそこに来ている [02:52.76]僕らの頭上にずっと [02:59.84]生温い視線が向いている [03:02.81]一人として逃げれやしないんだ [03:07.13]顔を上げて鬼と目が合って [03:14.05]慈しみの罰が下るまで [03:26.82]向こう岸のことやら、くだんないことばかり恐れて [03:31.90]孤立していく僕らは何に縋って生きてゆくのだろう? [03:38.35]