[00:00.00] 作词 : 小林私 [00:01.00] 作曲 : No Buses/小林私 [00:04.96] [00:06.34]この日々をまた進める道理、 [00:08.08]心の機微をただ見透かせるように [00:10.24]かつて放った言葉は今や宙を舞ったから [00:13.11]束にして貴方に飾りたいんだ [00:15.02] [00:15.34]通りを歩く人波に、似た顔はもう見えないし [00:25.80]本当は俺も人並みになりたかったんだけれど [00:36.45] [00:46.01]指定口座に振り込む電気代 日々は綱渡り、歩く平均台 [00:50.89]何も均されない国では成されるものもたかが知れてると [00:54.56]望む音が鳴らされないからって情けない [00:56.87]或いは美しく咲く花壇にこの街の息遣いを感じて [01:00.28]その一呼吸を切り裂く誰かの鼻歌に幸福とは何かって聞いた [01:05.55] [01:05.90]喜ぼうと鏡の前で笑うふりをしたことを [01:11.51]愛情と呼ぶ催眠術に罹ってみたのは [01:16.42]対等でいたいからさ、お前と [01:20.73]響く雑踏を独歩しなくたって構わない、少しは [01:26.82] [01:28.32]一時の静寂を越え二つ目の活路へ、 [01:32.48]摩天楼突き刺す雲のなかで雷と相成って満つシンジュク晴天 [01:38.03] [01:38.30]幼気な感覚と肢体、社会制度と末端の期待、 [01:43.31]半額のシールが貼られるまで立ち尽くすスーツの実態 [01:48.62]不明瞭で猥雑な音像は例えば、眠りたいみたいな歌 [01:53.38]夜毎油差す歯車の軋みも明日へ向かうロンド [01:58.59] [02:07.59]もう叫ばずとも、 [02:08.69]掻き消したかった音は俺の心拍音が刻んでしまってビート [02:12.20]また明日にはスーツに袖を通し、 [02:14.62]ネクタイを締め、靴紐を結ぶ、言葉を音に乗せる [02:18.38] [02:18.66]喜ぼうと鏡の前で笑うふりをしたことを [02:23.91]愛情と呼ぶ催眠術に罹ってみたのは [02:28.76]対等でいたいからさ、お前と [02:33.06]響く雑踏を独歩しなくたって構わない、少しは [02:39.39] [02:46.18]この日々をまた進める道理、 [02:48.98]心の機微をただ見透かせるように [02:51.06]かつて放った言葉は今や宙を舞ったから [02:53.84]束にして貴方に [02:55.81]