[00:00.00] 作词 : 藤原優樹 [00:01.00] 作曲 : 鈴木裕明 [00:02.00] 编曲 : 鈴木裕明 [00:15.26] 地下鉄の窓に 急に映る顔が じっとこっちを見る [00:18.56] そのひどく不安気な目を 逸らすことも出来ず立ち尽くしていた [00:21.89] 耳の奥で 後ろ指さす声がこだまする [00:24.41] ああ 僕が僕であろうとすればするほど 厭う声は大きくなるみたいだ [00:28.76] [00:29.01] 「ねえ 僕はあのときどうすればよかった?」 [00:31.75] わからない わからないまま チクチクと時間だけがただ過ぎていく [00:35.13] ため息のようにドアが開く ゆらゆらと進む地下通路 [00:38.35] 歩いても歩いても 答えなんか出ない [00:40.27] 地上へ出ると 煩(うるさ)いくらいの散光が僕を責めた [00:42.89] [00:43.43] 深く 深く 潜ったままの [00:50.18] 僕の声を 抱えて歩いた [00:57.52] [00:59.31] 太陽にあぶり出される 僕の孤独のカタチが [01:06.39] 後ずさりするように 影になった [01:13.44] 眩しすぎる正しさで 僕へと照りつけないで [01:20.61] 遮ったこの腕だけが僕を庇う [01:33.28] [01:44.02] 逃げるように駆け込んだゲームセンター [01:46.24] ドクン ドクン モグラを叩く音が響いていた [01:49.56] 振り下ろされるたび僕に痛みが走るのは何故だ [01:52.45] 叩かれては沈んでいく どこから顔をだしても上手く避けられない [01:56.07] その姿はまるで僕だ [01:57.86] [01:58.49] ため息に曇って見えなくなっていた場所 そこにうずくまっていたんだ [02:02.00] ああそうだ ずっと気づけずにいたんだ [02:04.17] 僕へと打ちつけられた 憫笑 冷評 [02:06.18] 倒れないようにするのに精一杯で [02:08.22] その一つ一つが痛くて怖いのに 流せなかった涙のことを [02:11.88] [02:12.19] 深く 深く 潜ったままの [02:19.30] 僕の声に この手を伸ばして [02:26.51] [02:28.20] 僕であろうとすることが どうしてこんなに痛いの? [02:35.31] 心が擦れては ひび割れてく [02:42.31] そんな胸の奥底から 生まれてく言葉たちが [02:49.27] 何度だって 這い出して 叫ぶ 僕のために [03:02.12] [03:12.52] 辛いって 苦しいって こみ上げるのに [03:15.29] 言えないから 癒えないまま 引き摺っている [03:17.88] 逃げたいとか 泣きたいとか そんな感情に [03:20.36] 言葉が追いつくのは いつもよろよろと彷徨ったあとで [03:23.27] [03:23.50] 心の中で叫んだって反響するだけ [03:25.99] だけど叫べないことは もっと苦しくて [03:28.48] だから誰にも届かなくても声にするよ [03:31.06] たった一人自分には 聴こえるように [03:33.53] [03:34.90] 僕であろうとするために この痛みがあるのなら [03:42.04] 見失わないように 抱きしめている [03:49.18] 誰かが望む理想(いろ)には 僕は変われない だから [03:56.28] 何度だって 這い出した 声抱えて 生きる