[00:00.000] 作词 : 凋叶棕 [00:01.000] 作曲 : 凋叶棕 [00:08.89] [00:10.79]——どうしてこうなったんだろう。 [00:15.97]あるべき何かが欠けている。 [00:21.49]まるで私がこの場所で、生きていること——それ自体、間違いみたいで。 [00:31.35] [00:41.41]——いつからこうなったんだろう。 [00:46.29]どこから聞こえる声なんて。 [00:51.67]そんな簡単なものじゃない。 [00:56.35]網膜の奥底で今も輝いているんだ。 [01:01.71] [01:01.82]そんな光は知らない。 [01:04.29]いつ見たのかも知れない [01:06.65]けどそれを思い出すそのたびにまた——。 [01:13.95] [01:13.96]まるで自由落下みたいだ [01:16.86]何かの為にこの身虚空に投げ出してしまいたい [01:24.39] [01:24.40]闇に縋る灯火 [01:26.96]海に頼る艀木 [01:29.47]空に求むはるかなる輝きを [01:34.16] [01:34.35]そう、私には『光』が足りないんだ——。 [01:43.59] [02:15.86]——やっぱりこうなるんだね。 [02:21.16]私はこういうやつなんだ。 [02:26.47]この手差し伸べるときには、きっとこの何もかもを——手放そうとするんだ。 [02:36.69] [02:46.44]——いつかはこうなるんだね。 [02:51.38]だけれど私のエゴでいい。 [02:56.75]これが自分の命なら。 [03:01.41]その最期までずっと輝いていたいんだ。 [03:06.82] [03:06.91]誰も彼もが旅人 [03:09.42]命を燃やす旅人 [03:11.60]ならその命のため尽くすのがいい——。 [03:18.99] [03:18.98]だから自由落下なんだ。 [03:21.90]私の意志で自分の全て尽くしきれるとこまで [03:29.42] [03:29.53]甘くささやかな呪い [03:31.99]抱き続けた願い [03:34.56]空に向こうへ——もうそんなところだけしか。 [03:39.47] [03:39.48]ああ、あの『光』の在り処、届いたらいい——。 [03:52.38] [03:56.29]そして眼を開いたとき [04:01.11]私はここに立っていた [04:06.33]記憶のどこかにあった [04:11.30]ずっと探してた、この場所——! [04:15.66] [04:15.72]ねえ! [04:16.43]全部聞かせてよ私のこと [04:18.89]今度は私に教えてよ [04:21.41]この不思議な世界のこと [04:23.94]いつかであった『光』のこと [04:26.92] [04:26.99]さあ、あなたも歌ってよ——“あなたの歌”! [04:36.57] [04:53.71]そうだ自由落下なんだ [04:56.63]私の命は私のもの誰にも渡せないから [05:04.17] [05:04.30]私の限り [05:06.76]意志ある限り [05:09.16] [05:09.34]この旅路を——たとえ前へ進まなくても [05:15.33]私を尽くすために——歩いていこう。 [05:32.30] [05:42.92]「私は、朔実、一ノ瀬朔実。 ——あなたは」 [05:51.31]