ロスタイムメモリー(萌え.ver) 数年経っても影は消えない、感情ばかりが募って行く 踞って一人描いていた... 炎天直下 坂道の上、滲んだ僕らが歩いていた 夏の温度が目に残っていた... 「構わないでよ、」 「何処かへ行ってくれ」君の手を払った 。 「行かないよ」なんて言って君は僕の手を掴んだ 「五月蠅いな」僕はちょっとの先を振り返ずに歩いた 。 「本当の心は?」 「聡明」なんかじゃ前は向けない 理由が無いから腐って行く 巻き戻ってくれれば良いのにな 何年経っても僕は死なない 希望論ばかりを唱えている 当然今日も君は居ないのにさ 「構わない、死ねよ、死ねよ。」 って手首を握って、ただ呪って 何も出来ないでただ、のうのうと人生を貪った 「夏が夢を見せるのなら、君を連れ去る前へ」なんて 照れ隠しした日々が 空気を照らして脳裏を焦がしていく 18歳になった少年 また何処かで待っていたんだ カゲボウシ滲む姿を思い出して 炎天下に澄んだ校庭 笑っていた君が今日も 「遊ぼうよ」って言ってユラユラ揺れた