もしも話 もしも話 ねえもしもあなたの目が見えなくても あたしは変わらずおめかしするでしょう ねえもしもその耳が聞こえなくても あたしはいつでも笑いかけるでしょう ねえもしもあなたの声が出なくても あたしは絶えずに耳を澄ますでしょう あなたのその目をその耳も口も そばにあるそれだけで見返りもいらない もしも話は好きじゃないけれど あたしの居場所はここしかないから あなたの隣しか ねえもしもあなたの死が近づいたら あたしは一足先命を絶つでしょう あなたが外の世界迷わないように あたしが案内してあげれるように こんな「もしも」は不謹慎だけど 生涯全部投げ出せるほど 好きで仕方ないの あなたは不自由なく生きているから もしも話なんてただの戯言よ でも信じて欲しいのきっとあたしは あなたを愛するために生まれてきたんだ