[00:00.000] 作词 : IDONO KAWAZU [00:01.000] 作曲 : IDONO KAWAZU [00:03:86]「僕は長く生きてしまったと思う」 [00:08:61]そう言って俯いてそうして泣いた [00:33:55]生まれながらの道化師は [00:35:83]多くの人間を騙してきた [00:38:19]敷かれた線路と [00:39:61]劣等感半端な矜持を傷つけながら [00:43:15]然有らぬ躰を為熟せば [00:45:38]誰からだって疎まれない [00:47:80]縦横無尽な表情筋 [00:50:15]「破顔の仮面」は厚いまま [00:52:58]馬鹿みたいに燥いでいた [00:56:47]彼奴はもう雲の向こうで飛んでいる [01:01:21]されど、何一つ変わることはない [01:06:19]渇いた都市も省みない僕も [01:13:48]何だか哀しくなったんだ [01:16:00]全て虚しくなったんだ [01:18:48]脳に喰いつく病に堕ちてゆく [01:23:31]ただ感じなくなったんだ [01:25:77]蕩けだした感覚 [01:28:49]まだ「間違い」を抱きしめながらさ [01:43:24]この河を下ってゆけば [01:45:57]何時か海原へと続くと思っていたが [01:48:11]流れは止み、霧は立ち [01:50:28]一寸先は何処へやらで [01:52:87]減点法の世界では [01:54:91]外へ踏み出すのも億劫で [01:57:44]言葉の剣と鋼の意思を持たぬ僕は [02:01:09]差し詰め魯鈍の蛙 [02:21:39]何かを失くす恐怖に [02:25:34]耐えられず捨ててしまう位なら [02:30:16]何も望まぬ方がいいのでしょう [02:34:88]そんな暴論、吞んでしまうほどに [02:40:39]腐っていた僕は [02:42:99]哀しくなったんだ [02:44:83]全て辞めたくなったんだ [02:47:21]声にならず、嗚咽が漏れてゆく [02:51:99]また分からなくなったんだ [02:54:40]没意義なる循環 [02:57:19]ただ、当てもなく流されんのならば [03:02:62]自己顕示も自己嫌悪も [03:06:87]何もかも何処までも糧にすればいい [03:12:57]微かに残る熱を覚え [03:17:24]闇空が白くなってゆく [03:21:46]祈っています [03:23:75]この想いが途絶えぬように [03:26:25]祈っています [03:28:35]清く正しく病めますように [03:31:18]祈っています [03:33:44]明日くらい晴れますように [03:35:95]祈っています [03:37:81]まだ・・・ [03:40:55]「僕は長く生きてくんだと思う」 [03:44:55]そう言って俯いてそして・・・