[00:16.91]世界は初め 灰色で [00:24.36]陽の当たらない 場所佇んでた [00:31.49]長い夜 遠い朝 待ち侘びながら [00:40.3]かじかむ指で なぞる空の弦 [00:49.73]灌いだ まどろみの奥で [00:57.40]私を呼ぶ あなたはだれ? [01:05.56]誰そ彼に手を振った 待宵の夢 [01:13.44]ほどけた瞼 霞み見た光 [01:20.41]眩しさ 指の隙間から [01:28.20]くすぐる 冷めていた頬を [01:35.92]廻りだした 胸の音ことこと [01:43.70]巡りだした 生まれた意味を [01:51.72]暁 別つ月の水面に [01:58.31]白縫いの灯が ゆらゆら揺れた [02:07.22]重ならない 円かな仕組みの中で [02:15.9]繫がるの 真向いの熱が 今 [03:12.30]終わりは 深い霧の中 [03:20.22]耳を塞ぎ 涙流してた [03:28.14]閉じ込めた虹彩の 奥に届いた [03:35.94]優しさの気配 追いかけてく線 [03:42.93]幸せ 問うばかりの胸 [03:50.69]小突いた そうではないよと [03:58.34]引き寄せた 手の平にそっと [04:06.13]あったのは 二人分の鼓動 [04:18.34]炎 曇りのち晴れの空 [04:24.51]紅の手が 私を撫でた [04:33.47]もし今日が 久遠劫に溶けてさえ [04:41.46]繫がるの 真向いの熱は 今 [04:56.92]重なった 交り合った温度はまだ [05:04.83]在るでしょう 道の尽までもきっと [05:20.54]暁 別つ月の水面に [05:26.93]白縫いの灯が ゆらゆら揺れた [05:35.98]重ならない 円かな仕組みの中で [05:43.82]繫がるの 真向いの熱が 今