[00:00.040] [00:05.846] 初夏の晴れた昼下がり 私は生まれたと聞きました [00:11.527] 母親の喜び様は大変だったと聞きました [00:17.185] 「ただ真っ直ぐ信じる道を歩んでほしい」と願いこめて [00:22.633] 悩み抜いたすえに この名を私に付けたと聞きました [00:28.309] 我が家はあの頃からやはり 裕福な方ではなく [00:33.942] 友達のオモチャや自転車を羨ましがってばかり [00:39.760] 少し困ったような顔で [00:42.243] 「ごめんね」と繰り返す母親のとなりで [00:46.320] いつまでもいつまでも泣いたのを覚えてます [00:52.250] [00:52.444] アンマーよ アナタは私の全てを許し [00:59.498] 全てを信じ全てを包み込んで [01:03.867] 惜しみもせずに 何もかもを私の上に注ぎ続けてきたのに [01:14.800] アンマーよ 私はそれでも気付かずに [01:22.207] 思いのままに過ごしてきたのでした [01:27.076] [01:38.008] 「強さ」の意味をはき違えて ケンカや悪さばかりをくり返し [01:43.321] 勝手気ままに遊びまわる 本当にロクでもない私が [01:48.939] 真夜中の静けさの中 忍び足で家に帰ったときも [01:54.429] 狭い食卓の上には 茶碗が並べられていました [02:00.013] 自分の弱さに目を背け 言い訳やゴタクを並べ [02:05.726] 何もせずにただ毎日をだらだらと過ごし続け [02:11.419] 浴びる程に飲んだ私が 明け方眠りに落ちる頃 [02:17.045] まだ薄暗い朝の街へ 母は出て行くのでした [02:22.829] [02:23.831] アンマーよ 私はアナタに言ってはいけない [02:31.186] 決して口にしてはいけない言葉を [02:35.585] 加減もせずに投げつけてはアナタの心を踏みにじったのに [02:46.562] アンマーよ アナタはそれでも変わることなく [02:54.205] 私を愛してくれました [02:58.021] [02:58.278] 木漏れ日のようなぬくもりで 深い海の様な優しさで [03:03.855] 全部 全部 私の全てを包み込んだ [03:09.318] アナタの背中に負われながら 眺めた八重瀬岳の夕陽は [03:15.158] 今日も変わらず 茜色に街を染める yeah [03:22.023] [03:22.258] 度が過ぎるほどの頑固さも わがままも卑怯な嘘もすべて [03:30.120] すべてを包み込むような愛がそこにはありました [03:37.667] アナタのもとに生れ落ちたことは こんなにも幸せだった [03:44.902] 今頃ようやく気付きました こんな馬鹿な私だから [03:52.459] [03:52.683] 春先の穏やかな朝に新しい命が生まれました [03:59.762] アナタの様に良く笑う宝石みたいな女の子 [04:07.032] 「優しさの中に凛々しさを秘めた人」になるようにと願い [04:14.701] アナタの一番好きな 花の名前を付けました [04:32.013]