[00:13.34]嗚呼、所変わりますれば [00:13.44]桜に誘われ後様にて一二三四 [00:19.27]あやかし住まいしかの町鳥居を [00:19.37]数えてふりかえみればたちまち妖怪町 [00:25.47][00:38.50][01:04.09][01:20.21][01:32.59][01:45.87][02:13.16][02:38.42][02:54.59][03:06.97][03:21.32][03:54.27][04:06.16][04:18.27][04:32.02] [00:25.48]音に聞く妖怪町が祟り花通り [00:29.42]狐のお宿があったとさ [00:32.45]黄金の毛並みに似合いのかんざし [00:35.63]お出迎えしゃなり [00:51.68]明け暮れてどんちゃん騒ぎ [00:54.93]鬼や神や あ、酔い酔い [00:58.04]くすんだ毛並みの子狐の小坊主 [01:01.34]障子覗いてよだれ [01:07.70]人に化けてもこのざま なんて [01:10.92]やれ出来損ない の下働き [01:14.09]こんな狐がこの世にいると [01:17.37]狸に知られるよりは [01:20.75]死んだ父のよしみだと 優しく [01:23.69]女将さん達が おいてくれました [01:26.92]テンは出来損ないだけど [01:30.05]とんだ役立たずだけど [01:32.75]さあさ皆さんタスキをコンとしめて [01:35.93][04:20.86]運ぶお膳の上には油揚げ [01:39.70]繫盛繫盛で大繫盛 [01:42.47][04:27.31]いらっしゃいませ [02:00.40]その客をよく知る者はいないが知らずと分かる大妖怪 [02:06.85]誰もがその気にガタガタ震えてパタパタリと気絶 [02:25.97]あの離れと飯をただそれだけでいいと低く客は言う [02:32.46]誰もが嫌がるその客の相手は小僧の役目となる [02:42.18]まさかこの気を感じない ほどに [02:45.53]駄目なあやかし がたが好都合 [02:48.58]いいかいテンやよくお聞きなさい [02:51.67]粗相をするんじゃないよ [02:55.11]皆がなにをそんなに 震えて [02:58.12]怖がってるのか わからないけれど [03:01.38]テンにもできることならば [03:04.44]最悪ここでおさらば [03:07.18]さあさ長過ぎるタスキをコンとしめて [03:10.33]絢爛豪華なふすまのその先 [03:14.10]背を向けた男の帯にはカラリ風車 [03:41.32]驚くほど穏やかに 腰掛け [03:44.49]凪いで本を読む 客の膝の上 [03:47.77]くうくう寝息立てる馬鹿者 [03:50.89]しっぼを掴んで戻る [03:54.55]何も怖いことなどは なくって [03:57.31]遠いカラクリの 町の遣いだと [04:00.53]テンにお話してくれたから [04:03.85]頭をそと撫でてくれたから [04:06.38]カラクリ目隠しのその下で [04:09.46]優しく笑うお顔は見えずとも [04:13.28]何かできることはないでしょうか [04:16.14]コンと月に鳴く [04:18.55]皆さんタスキをコンとしめて [04:24.52]狐がどろんとおもてなし [04:34.11][04:53.27]小判を鳴らせば地獄も極楽 [04:37.32]どろりコンコンコン [04:40.48]狐のお宿で死んでもどんちゃん [04:43.82]もひとつコンコンコン [04:46.86]やだね昔の思い出話など [04:50.14]あの子は遠く [04:56.73]おさらばコンコンコン