悪霊の見た悪夢 悪い夢と 言えたら良かった あの子はどうして 私が分からないの? 離れた手は二度と つながることはない その瞳も永久に 私を映さない 明けぬ夜の中で灯りは消え失せる 地獄 魔界 最早此処も変わらない あの子 私 結ぶ 糸はどこにもない 闇の中で一人ただ立ち尽くした ああ 夢なら醒めて 見かけたのは夢でも幻でもなく 変わらぬ横顔 あの日のまま 止まっている時間は もう二度と動かない その声が私を 探すことまない それでも 満月も人も時も肉体さえももう 全て意味を成さぬ 無用の長物 生まれ変わりなんて馬鹿げた話だと 笑い飛ばしていた愚かな己に ああ 取り戻したい 満月も人も時も肉体さえももう 全て意味を成さぬ 無用の長物 生まれ変わりなんて馬鹿げた話だと 笑い飛ばしていた愚かな己に ああ 夢なら醒めて