[00:19.13]「冬は嫌いだな [00:22.61]ただ寒くてさ [00:25.69]ずっと寝て過ごしてたい [00:33.34]クマやモグラみたく [00:36.69]冬眠してさ [00:39.89]目覚めたら春だといい [00:46.79]また新しいあざだ [00:53.76]いくら長袖でも隠せないな」 [01:03.10] [01:03.14]伝えようとした言葉は風に消え [01:09.79]そうだねと返す [01:13.30]きみの隣で [01:16.81]白い息を吐く [01:20.98] [01:27.91]「きみは冷たすぎる [01:31.46]いつだってそうだ [01:34.47]じゃあ今ここで笑って [01:42.01]トンネル抜けると [01:45.59]暖かい陽が射す家が待ってるんだ [01:55.74]でもきみは入れない [02:02.53]その心で家まで凍りつく」 [02:11.89] [02:12.01]伝えようとした言葉は愚痴に消え [02:18.78]曖昧に頷く [02:22.16]本当の悲しみを [02:25.70]まだ知らずにいる [02:29.70] [02:29.82]「ここより寒い場所はほかにあって [02:40.01]何もかもが冷たく閉ざされ [02:48.28]きみも行ってみる?」 [02:53.10] [02:53.49]行くわけないだろ [02:57.84] [03:12.09]「冬は嫌いだな [03:15.48]ただ寒くてさ [03:18.75]でももう少しだけ耐える」 [03:26.06] [03:27.82]それは少しで [03:30.99]一瞬みたいにわずかで [03:34.55]ずっとそうだねと頷いてたかった [03:42.05]冬が遠くなる [03:45.02]そこに置き去りにした [03:48.61]きみを思い出す [03:52.21]そうだねと笑う [03:56.30] [03:56.32]きみには両手いっぱいの花を贈ろう [04:01.18]どんな強い風が吹いても [04:06.08]決して散ることのない [04:10.18]ぼくにも言いたいことが [04:13.39]少しぐらいはあった [04:16.68]きみが好きだったとか [04:19.81]そういう他愛もないこと [04:24.96]