[00:01.88]作曲 : risou [00:06.88]作词 : risou [00:26.79]もしも、私の髪を触った [00:32.03]その柔らかい手が。 [00:38.17]けれど、あなたの仕草すべてに [00:44.14]知らない人の温度が透ける。 [00:51.66]私が好きになったのは [00:54.41]紛れもない、あなただ。 [00:57.23]今のあなたなんだ。 [01:02.27]誰かと恋をしてきた、息をしてきた [01:08.96]果てのあなたに、惹かれていた。 [01:15.34]あなたじゃなきゃダメな理由は [01:23.85]多分、一つもなかったのにな。 [01:30.12]泥濘の中、溺れていくように足を絡めた。 [01:41.78]明け暮れ、傍に居たい訳は [01:47.46]夥しく、増えていくのだ。 [01:54.11]片足もつかない恋なら [01:59.20]なんと良かったか。 [02:30.09]私が恋に落ちたのは [02:33.03]他でもない、あなただ。 [02:36.22]只の、あなたなんだ。 [02:41.31]慣れた触り方ひとつ、胸を妬いていく。 [02:47.72]知っている恋の痛みだった。 [02:56.90]生活に数えてしまうなら [03:03.47]もう、それは、手遅れだったのだ。 [03:09.42]屈託のない、窮屈のない愛が怖かった。 [03:20.76]あなたじゃなきゃダメな理由は [03:26.97]醜くも、増えてしまうのだ。 [03:33.08]酸素さえいらないほど [03:38.46]あなたに溺れている。 [03:42.00]あなたじゃなくていい理由など、 [03:48.50]なかったのにな。 [03:55.36]丁寧な口調、穏やかな声、優しすぎる目。 [04:06.02]私たち、友達でいたら [04:11.90]きっと壊し合ってしまうから。 [04:19.54]恋人でいよう。足を引っ張って、生きてみよう。 [04:25.10]なんてね。 [04:50.64]もしも、私の髪を触った [04:56.90]その柔らかい手が。 [05:03.58]