先行一車 前向きに何かをしようとすることがとても大事なんだと 訳知り顔に誰ぞが耳元にささやいてくるが その言葉も耳もいらないと思った 手足をひろげているだけではダメなのか ギザギザの雲を見ているだけではダメなのか いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」 妄想の危険なカタマリはタマネギなのかロックなのか 若年の魂は屈折だけ覚えて思春期を終えたぞ 苦しい脳みそも楽しい脳みそもいじらしくある 欲望とプライドを捨てたら自由になれるんだとさ そんな自由ならいりませぬこのウソツキ! いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」 ズバ抜けた緑だ サティの足音を聴いている ひしめき合う声はアリバイに他ならない ふざけた自信も誤読のうつつも大切なオモチャ アップアップの道行きなり低能の極みなり 発言の無味乾燥もまたしかりである いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」