Sincuvate 目醒めた 夢現の瞳 混ざり合うピグメントのように闇に融けていく 光を探して喚き出す鼓動を沈め眼を閉ざした 鳴呼 此の世界に生み落されたのは定めだと 刻み付ける度朽ちてくその手で 閉ざした殻を穿(うが)て 螺旋に絡まった二つの糸は 互いに引き合い二色(にしき)の物語を織る ひび割れた隙間に差し込む光を塞ぎ眼を背けた 鳴呼 此の世界に生きていることは過ちじゃないと 信じることさえ忘れた心に応えて 仮初めでいい 鳴呼 此の世界に生み落されたのは定めだと 刻み付ける度朽ちてくその手で 閉ざした殻を穿って 鳴呼 此の世界に生きていることは過ちじゃないと 信じることさえ忘れた心に応えて