旅のおわり 涙なら、三水に「戻る」と書くのに 僕の目から、心から、体から 零れ落ちてゆくのは もう戻らないものばかり どんな悲しい結末の物語より いつまで立っても終われない物語のほうが悲しい 宙ぶらりんになったエピソード 回収しきれない伏線 黙って伝ったままのは 僕のフラグ 出来損ないの声じゃなくて それでもよかったな あなたの夜は終わった だから僕の夜も終わった あなたの白い指は 夜気に暖かったなぁ 触れた星と星の名前 なんだったっげなぁ 戻る場所がなくなった 行ける場所ができた 新しい夜が訪れる前に 朝になる 滲んだ涙の意味を探すより 今は次のページを開こうと思う