[00:03.90]あなたは夜のページを開く [00:08.00]細く 白い指先に [00:12.33]薄ら火が灯っていた [00:16.45]ゆっくりと 愛しいそうな角度で [00:22.22]あなたは夜を開いていく [00:26.33]僕はその物語の中で [00:31.25]泣いたり 笑たりしていたい [00:36.54]名前が付く前の感情だけをたよりに [00:41.10]探り 探り [00:44.22]粗筋をたぐって行きたい [00:50.00]あなたが開いた夜を思う [00:54.62]描かれた未来と過去を思う [00:59.22]そして [01:01.31]そのどこにもいなかった誰か思う [01:06.74]この今にお邪魔出来ないまま [01:11.10]登場人物の背中をぼんやり見つめている [01:15.10]僕のこと [01:18.20]なんにも書かれていない [01:22.47]真白なページが [01:25.56]僕の寂しさと どこか似ている [01:32.27]じっくり読むほどのものじゃないけど [01:37.60]話を始めようか [01:41.36]あなたの指先が触れるのは待っている [01:45.72]僕が開いた [01:49.25]夜のこと