シガー くゆらす煙り立ちのぼる、肌をさすような朝 ああ木枯らし、ため息さえ連れてくる時雨 いずれはこの指も、その肌に辿りつけるのか? ああユメかマコトか、瞼に画かれた道 窓辺に置かれた花は燃えたぎるその息吹を ああ誰に奉げようか?君にも同じ事を問う 君は今何を感じています?願わくは 育て、奮い立て、僅か君の中のあたし しじまも、咽喉を通らぬ食事も日常となり ああ繰り返し、鼓動を掴みにやって来る君 旋律の狂った季節を知らす蝉たちの調べ ああユメかウツツか、脳が切り開く路 触れたいとその両手が欲しがる美しさなら ああユメかムボウか?君の胸に宿る赤 君は今誰を想っています?願わくは 育て、揺り動かす、あわや君の中のあたし