[00:00.12]涙も桜も枯れる頃には、 [00:05.24]あなたを忘れるかな。 [00:08.92] [00:19.38]春一番の桜が柔く摇れる。 [00:24.65]私の心みたいだつて、思つたりして。 [00:29.28]「いつそ言つて しまえば」と [00:32.01]「樂たなる」 と [00:34.90]でも、 [00:35.38]困らせるくらいなら、後悔の方が良い。 [00:40.73]壞さないよぅに、悟られあよぅに。 [00:45.06]何でもないフり。時間はないのにね。 [00:50.67]友逹のままでいい。私はまだ、 [00:56.43]あなたの見える場所で咲きたい。 [01:01.97]涙も桜も枯れる頃には、 [01:06.74]あなたはこの街にはいないんだよ。 [01:12.44]あなたの言葉や笑った声を [01:17.10]あと何回聞けるのだろう。 [01:23.00]あぁ、嫌だな [01:25.55]離れたく、ないな。 [01:28.41]いっそ突き放してくれたら。 [01:31.84] [01:34.29]好きな人の、好きな人。 [01:36.62]よく知つてる。 [01:39.35]自分で聞けたわけじゃない。 [01:41.86]悔しいけど。 [01:44.66]近づいたとて意味がないから、 [01:47.56]自分から引こうだなんて。 [01:50.15]無駄な努力かどうか、 [01:52.40]私じゃわかんないのに。 [01:56.05] [02:17.63]壞さないよぅに、悟られあよぅに。 [02:21.64]無理をしてでも、あなたの隣。 [02:26.62]わかつてる。こんなこと、やめるべきね。 [02:32.24]でも、ここに居よぅとした私きで [02:35.34]否定しないで [02:38.29]涙も桜も枯れる頃には、 [02:42.65]花の代わりに、後悔が積もる。 [02:48.43]ふよした横颜。振り向く仕草。 [02:53.24]何一つ、消えおいんだよ。 [02:59.02]あぁ、今頃何してるかお。 [03:04.20]そっか、声すら聴けないのか。 [03:07.66]この春最後の桜吹雪を。 [03:18.05]别れを彩る桜吹雪を。 [03:24.10] [03:28.54]君を想ぅ。或る春の日に。 [03:33.43]最後に見た桜の下。 [03:37.74] [03:38.99]