[00:19.53]咲いた花さえ枯らすような [00:24.31]赤い糸なんてどうかその手で終わらせて [00:33.59]誰もいない部屋で、また。 [00:39.04]3月、彼女が犯される夢 [00:41.45]無作為な悪意を孕んだ [00:42.67]廃アパート103号室 [00:44.85]かつての安寧は残ってはいない [00:47.24]電話越しの善意 [00:48.29]羽根を毟り取る無邪気さ [00:49.67]そこに哲学性はない [00:51.41]変わらない雑踏 [00:52.70]笑い合う人々 [00:54.66]どうか。 [00:55.56]静謐なまま砕け散って、 [00:58.98]血にまみれた暗号なら。 [01:02.61]沈黙だけがそっと咥えて。 [01:06.20]君を、孕ませた。 [01:09.83]繰り返せば、愛は終わって [01:13.10]網膜だけが覚えていた。 [01:16.68]思い出したアイラブユーも、 [01:20.09]彼は、わかっちゃいない。 [01:43.14]吐いた呼吸が白むのは [01:47.70]あまい、あまい君のせい [01:52.54]淘汰。 [01:53.49]その手で摘まれた [01:56.96]赤い手首は忘れてしまってよ [02:53.81]季節外れの白 [02:55.58]線路に飛び込む夢で眠りに就きたい [02:58.25]どんな映画もいつか終わるよ、って [03:00.52]何にもなれないそれは言った [03:02.88]選ばれなかった生命 [03:09.52]どうか。 [03:10.17]静謐なまま砕け散って、 [03:13.75]血にまみれた暗号なら。 [03:17.32]沈黙だけがずっと障って、 [03:20.52]君を、孕ませて。 [03:24.28]繰り返せば、愛は終わって [03:27.90]網膜だけが覚えていた。 [03:31.19]継ぎ接ぎだったアイラブユーは [03:34.78]せかいにおかされて