[00:13.92]森の静寂に [00:17.45]かがよふ蛍火 [00:20.84]ひらひら瞬き [00:24.36]水面咲く [00:27.77]風と戯る [00:31.13]千代の廻り唄 [00:34.43]夏草揺らし [00:38.02]夜半に溶ける [00:41.44]朧に燃ゆる螢 [00:48.24]最期の時を刻みながら [00:54.65]闇夜を飾る無数の光 [00:58.56]現世の幻想の中 [01:02.00]またひとつ、淡き生命が [01:05.42]静かに幕を引いた [01:08.80]輪廻を唄《螢塚守》は [01:12.29]潰えた灯口付け [01:15.27]暖かい腕に抱いて [01:18.66]次の季節を待つのでしょう [01:22.56] [01:36.01]白き貌 [01:39.65]紅の眼 [01:43.17]夏の森に住む [01:46.63]狭間の者 [01:49.97]永久によく似た [01:53.44]星霜を越えて [01:56.84]儚き運命を [02:00.17]見送る者 [02:03.73]最後の月を仰ぐ [02:10.52]暫しの別れ惜しみながら [02:16.94]闇に紛れた小さな光 [02:20.87]ゆらゆらと弧を描き [02:24.24]夏の夜を死ぬぶ生命が [02:27.70]静かに幕を引いた [02:31.16]輪廻を語る《螢塚守》の [02:34.63]言葉を胸に抱き [02:37.58]交わされた契りと共に [02:41.05]次の季節を待ちましょう [02:44.85]ほぅ ほぅ ほたるこい [02:48.34]こっちのみずはあまいぞ [02:51.54]ほぅ ほぅ ほたるこい [02:54.73]夏を待ち詫びて [02:59.50]輪廻を汚す薄紅の花 [03:03.74]はらはらを舞い踊る [03:07.14]古の習わしの果て [03:10.57]時を留めた森で [03:13.97]散りぬれど終焉を見せぬ [03:17.50]満開の花の下 [03:20.43]色褪せぬ契を胸に [03:23.89]次の季節を待っています [03:27.25]桜が散れば夏がくる [03:30.57]また貴女にお逢いできる [03:34.20]