[00:00.000] 作词 : 古川本舗 [00:00.586] 作曲 : 古川本舗 [00:01.173]どうぞ、話して [00:07.145]「それは遠い昔のこと。 [00:13.793]僕は幼く、体も小さく、 [00:20.689]一人きりの日々で。 [00:27.636]いつしか、隣に [00:34.295]似た風の人がいたんです。 [00:41.105]とても幼く、体も小さく、 [00:47.779]一人きりの少女 [00:54.454]僕らは毎日、話をしたんだ。 [01:01.349]声も名前も、思い出せないけど [01:08.223]雲が流れたとか、花が咲いたとか [01:14.764]それだけで良かったんだ。」 [01:21.732]それは恋よ、グレゴリオ [01:25.532]暗い夜の淵でも、 [01:29.126]一人手探りのまま、ゆけるようにと [01:35.981]誰かがそう、残した [01:39.233]淡く燃える光よ、 [01:43.590]忘れないで [01:50.814]「傘を濡らして [01:57.187]二人で歩いたんだ [02:03.940]跳ね立つしぶきも、雨蛙の声も [02:10.631]鮮やかに覚えているのに。」 [02:17.725]いいえ、 [02:20.853]思いたせないこともあるでしょう? [02:31.056]誰もすべてを、心の隅っこに [02:37.688]おいておける訳じゃないのよ。 [03:38.628]「悲しいことは思い出せないこと [03:45.308]それも忘れてしまうこと」 [03:52.285]泣かないでグレコリオ [03:56.112]盲いたその目では、 [03:59.599]正しさは曇って [04:03.746]見えないとしても [04:06.444]私が教えてあげる、 [04:09.689]その話の続きを、 [04:13.904]さあ [04:15.646]「これが、恋」とグレゴリオ [04:19.823]暗い夜の淵では、 [04:23.336]一人手探りのまま [04:27.471]歩けないのだと [04:30.044]杖になり寄り添ったまま、 [04:33.364]折れてしまうその日を、 [04:37.674]怖がりながら [04:46.230]これは恋よ、グレゴリオ [04:50.217]暗い夜の淵では、 [04:53.794]貴方無しではもう、 [04:57.980]歩けやしないよ [05:00.531]微笑んでグレゴリオ [05:03.897]雲が流れたんだよ [05:12.939]ねえ