渚 ~君と目指した高み、愿いが叶う场所~ 見上げた桜並木 坂の下 紡いだ言葉 一人歩き出す 揺蕩う 日々の遑に縋って 空っぽの自分 気付かないふりした いつもの景色も 行き交う人も 移ろう季節も 変わらない日常 夏の空の下で 描く物語は 何処か遠くの 何もない世界のお話(ストーリー) 秋のように色づきだす 心の奥に 大切な物が 誰にでも有るから つないだ指先 伝う温もり 優しく芽生えた 小さな命 いつもの景色が 変わって行く 移ろう季節と 街 時の流れ 僕も 冬の世界 二人願う幸せ 今 目覚めの予感 雪野原が消えて行く時 空を目指し 溢れ出した光と影が そっと照らし出すよ 僕らの軌跡を 春の坂と桜並木 君の笑顔 同じ高みを見つめて今 歩き始める その歩みと 三つ伸びた長い影と 輝き続ける 願いが叶う場所