[00:00.00] [00:13.51]悔しき哉速く来まさずて 吾が爲せりは黄泉戸喫 [00:19.17]然れども愛しき我が那勢命 入り来坐せる [00:24.33]旦具に黄泉神と 相論む 我を莫視たまひを│湯津津間櫛の [00:29.94]如此白して其の殿内に 還り入りませる間久しく│男柱一筒 [00:35.21]阿 [00:37.87] [00:38.35]見てはならめもの [00:44.25]八雷の声轟き [00:50.02] [01:03.96]葦船に入れて去てつ 其の時より [01:10.01]吾と汝との絶てぬ絆 著ける血 [01:15.56]火之迦具土生みましき 其の時さえ [01:22.27]御刀に乗る頸 咲ひ視て [01:27.74] [01:30.01]誰一人も逃さぬ│怡奘過イザヤ 訪れ告げよ [01:34.44]此の坂にはすべての災い描き│八咫の烏聞こえる声は [01:39.76]暗闇とともに│黄泉津大神 [01:47.08] [01:48.15]黒くて白くて沸き渦卷く [01:51.96]寂しさは何処からきたの [01:57.31]いつからか此の身に [02:01.91] [02:06.59]子淡道之穗之狹別に [02:09.12]伊豫之二名 隠岐之三子 [02:11.85]筑紫島 天比登都柱 [02:14.52]津島に 佐度島に [02:17.15]天津御虚空豊秋津根別 [02:19.89]此の八島ぞ大八島国 [02:22.52]然て後還り坐しし時 [02:25.27]生みませりは六の島子 [02:27.91]開き闢き詠み唱えよ [02:30.62]天降りて四方の国中 [02:33.22]高天原 豊葦原 [02:35.91]夜見の星に鳴き響めて [02:38.58]一二三四五六七八九十 十言神呪唱え祈れ│神避り坐しぬ [02:43.93]百千万天の数歌 十種神宝さえも│一火燈し [02:49.23] [02:49.84]黄泉戸大神を護れず [02:55.41] [03:09.19]汝の國の人草日に千頭 [03:15.46]絞り殺さむ其れでは及ばじ [03:20.95]千五百二千頭死に その時まで [03:27.65]比良坂塞ぐ窟 咲ひ視て [03:34.65] [03:35.24]豊葦原すべての│怡奘過イザヤ 訪れ告げよ [03:39.80]許せぬのはあなたに想われる者│八咫の烏聞こえる声は [03:45.82]いつか妬きつくし│黄泉津大神 [03:50.01] [03:53.50]遠くて近くてあなたからの声 [03:58.22]いつからか聞こえない [04:02.73]でも分かっているわ [04:07.30] [04:11.92]子淡道之穗之狹別に [04:14.54]伊豫之二名 隠岐之三子 [04:17.23]筑紫島 天比登都柱 [04:19.87]津島に 佐度島に [04:22.60]天津御虚空豊秋津根別 [04:25.21]此の八島ぞ大八島国 [04:27.91]然て後還り坐しし時 [04:30.61]生みませりは六の島子 [04:33.35]開き闢き詠み唱えよ [04:35.93]天降りて四方の国中 [04:38.64]高天原 豊葦原 [04:41.22]夜見の星に鳴き響めて [04:44.01]一二三四五六七八九十 十言神呪唱え祈れ│神避り坐しぬ [04:49.33]百千万天の数歌 十種神宝さえも│一火燈し [04:54.79] [04:55.19]黄泉戸大神を護れず [05:01.20]