Mönster 息を殺して身を潜めて気づかれないように 近づいてきた足音にぎゅっと両耳を塞いだ みんな怯える みんな逃げていく 怖い奴なんだ 誰も来ないで 誰も見つけないで 僕は悪いヤツなんだ 震えていたモンスターはついに たったひとり出会ってしまった その瞳は初めて知った温もりだった 本当の名前はあったのかもしれないけど忘れてしまったんだ 知っていることは僕がモンスターだっていう事ぐらいなんだ みんなそう呼ぶ みんなそう叫ぶ だから多分そうだ 前からひとりさ 君が来るまで長い間ひとりさ 震えていたモンスターはついに たったひとり出会ってしまった その瞳は初めて知った温もりだった モンスターはいつか もうひとつ名前をもらった それは二度目に知った温もり モンスターはずっと 忘れる事は無かった 今でもすぐ傍で名前を呼んでくれているから