[00:04.640]「私は疑うことなく信じていた [00:08.140]いつか三人で仲良く暮らせる未来を、兄との幸せを [00:15.990]ワタシが良いコにしていれば、きっと优しい母に戻ってくれる [00:21.090]昔みたいに头を抚でてくれる。……そう、信じていた [00:28.880] [00:30.440]确かなものなど 何一つないけれど [00:36.190]ただ无垢に信じている温もりがあった [00:41.440]色褪せた记忆 懐かしい感覚 [00:47.270]眠るまで髪をなでてくれた母の右手 [00:54.940] [01:05.980]いつか いつか 戻れる日がくるわ [01:10.950]どんなに心が痛んでも大丈夫 [01:16.220]どうか どうか 神様に祈るの [01:21.680]悲鸣も涙も溶けてなくなるように [01:27.100] [01:27.400]ガラクタの命にも 救いがあるなら [01:37.550]几らでも向かい风に耐えてみせよう [01:46.130]唯一の辉きが 傍にあるのなら この伤が消えなくても [02:02.030]それだけが変わらぬまま守れるなら [02:08.480] [02:11.250]『あの日、全てが一瞬の内に崩れ去った [02:14.680]遣いを済ませ、足早に家へと帰ったキャミィが见たものは、 [02:18.980]重なり合う母と兄の姿。 [02:21.640]それはまるで母ではなく、见知らぬ他人のようで [02:25.780]その光景を见た瞬间、 [02:27.750]少女の中で何かが音を立てて壊れていった [02:30.780] [02:31.490]确かなものなど 何一つないのだと [02:37.790]もう无垢な日々は帰らないと気付いてた [02:44.720]苍褪めた意识 崩れ行く感情 [02:51.370]目覚めの瞬间(とき)は惊く程軽やかで [02:58.180] [02:58.640]アレは なぁに? 薄汚れているわ [03:03.510]いらない玩具は舍てないといけないの [03:08.600]ほらね ワタシ 良いコにしてるでしょ [03:13.760]素敌な淑女になってみせるんだから [03:19.470] [03:20.960]ガラクタの末路にも 希望があるなら [03:30.450]几らでもこの両手を血に染めよう [03:38.620]唯一の优しさが 离れないのなら 怖いものなんてないよ [03:53.820]それだけを绝やさずに守りぬくよ [04:00.280] [04:09.560]谁にも渡しはしない 谁にも秽せやしない [04:19.270]谁にも解りはしない 谁にも壊せやしない [04:29.970]だって、ぜんぶ、ワタシが [04:33.270]「——————こわすのだから」 [04:34.440] [04:35.470]ガラクタの玩具には 未来なんてない [04:44.930]语られる価値さえない歪(ひず)んだ物语(ストーリー [04:53.240]散らばった破片で 血を流す前に この梦が终わる前に [05:08.440]心音も何もかも亡くしてしまおう [05:17.850] [05:17.870]「なーんだ、こんなに简単だったんだ [05:21.370] [05:22.920]『壊れた人形のように动かなくなった母を前に [05:25.970]赤く染まった両手を空へと翳して、キャミィは笑っていた。 [05:30.630]キャミィは自らの手で幻想を破壊したと同时に、 [05:35.310]维持し続けていた境界线を超え、そして壊れた [05:40.680]しかしその姿は、とても美しかった [05:43.570]堪らない爱しさを感じた [05:46.530]そして、己の狂気をも理解してしまう [05:49.930]高扬を隠しきれず、笑みが零れた